友人と共に台湾に旅行に行ったことがあります。

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当時私は韓国在住で友人は日本に住んでおり、第三國で会うのも楽しいのではないかという友人の提案により現地で待ち合わせしました。なぜ台湾を選んだかと言うと、まず食べ物が本土の中華料理よりもおいしいという事、そして物価も少しお手頃で、チケット代も高くなく、二人とも行った事がない国だったからです。また日本と韓国から一番近い国でもあるし、治安も夜道を歩いても安全だという話を聞いて行く事にしました。

まず、一番訪れたかったのは國立博物館です。ここには台湾の歴史を学べる展示物が数多くあり、日本領だった当時の街の様子や再現したものもあると聞き、是非行ってみたいと思いました。ただ、残念な事に私たちが旅行に行った期間はあいにく休館日となっており、結局行けなかったので、次の楽しみにとっておこうと思いました。それから行きたかったのが、龍山寺です。ここは女性に人気の縁結びの神様がいるという事で、なんとなく行き先不安な恋愛を送っていた私達は意気投合して、このお寺に向かいました。中は観光客でいっぱいでお香の煙が大きな柱のように立っていたのが印象的でした。

そして、期待していた食事はというと、有名どころはもちろんの事、ふらっと入った食堂もとても美味しく食べられました。ただ八角が苦手の方はメニューをよく選んだ方がいいかもしれません。

台湾旅行で、観光の他にしてみたかった事は本場の足つぼマッサージと占いです。どちらも人気のスポットで事前に台湾について調べたら多くの人がおススメしていました。まず足つぼマッサージですが宿泊していたホテルから直接バスが出ているのは全身マッサージだとの事だったのですが、夕方で疲れていたので早速マッサージを受けに行きました。

日本と違い少し強めのマッサージではありましたが、旅行の疲れも吹き飛ぶようで体が軽くなり、その日は早々に寝てしまうほどリラックス出来ました。その翌々日に念願の足つぼマッサージを受けて、のたうち回るくらいの痛みにショックを受け、どうやら膀胱が弱っているということを教えてもらいました。

占いは四柱推命をベースにした占いで、運気が非常に強いので家に入るより仕事に全力を注いだ方がいいと言われ、帰国後はさらに仕事に打ち込む事にしました。そしてその時言われた婚期に近い時期に運命の人(現在の夫ですが)と出会い結婚しました。

友人のすすめで地元の人しか食べに行かないような小籠包のお店に行った時の話です。ホテルからタクシーでそのお店に着いた時、店の横で座っていたお世辞に小綺麗な身なりと言えないおじさんが何か言いながらタクシーに近づいてきました。すると私たちのタクシーを勝手に開けるではありませんか。東南アジアにもよく精通していた私は、この瞬間、物乞いか、何かを文句を言ってくるのではと身構えていました。そのおじさんはタクシーの運転手さんとなにやら話をしていましたが、あたりまえですが全く聞き取れませんでした。

とりあえず、タクシーの運転手に料金を払い、そのおじさんを無視して店に入ろうとすると、拙い日本語で、話しかけてきました。耳を傾けてみると、タクシーの料金を釣り上げないように運転手に交渉してくれたとの事。そして自分は日本が大好きで、日本人に親切にしてあげる事が喜びなのだと語ってくれました。見た目で物乞いかと疑って邪険に扱った自分を恥ずかしく思うと共に、台湾の人々はあらゆる場面でなにかと助けてくれようと親身になってくれたので、絶対にリピートとしたい国となりました。食べて買って、癒されて楽しんでといろんな魅力がある国だなと思いました。